＃7 _ “ メイド イン メキシコ ”

大雨の６月１０日。

インビザライン矯正を始める日です。

とはいえ、ネットの先輩方によると

インビザラインの開始までには、１ヶ月かそれ以上の時間が必要だと

書かれていることが多かったので、もしかして今日は

違う検査があるのかな？と半分疑いながら歯科へ向かいました。

病院へ行く途中の商店街に、タピオカドリンクのお店がオープンしていました。

タピオカって美味しいですよね。カロリー結構ありますけど。

普段の私ならきっと、病院帰りに立ち寄る所ですが

これからの私はこういう、ふらっと間食ができなくなるんだなあと

寂しい気持ちになりながらも、雨に打たれて歩きます。

歯科に到着し、まもなく診察室に呼ばれました。

インビザラインも到着していました。

私はマウスピース（アライナーというそうです）を

２５枚 ２週間交換で治療することに決定しました。

順調に進めば、およそ１年以内に歯がひととおりキレイに並ぶようです。

前回の診断の時に言われた期間より短くなったので、ちょっと嬉しくなりました。

その後、出ている歯をまだ引っ込めたければ、それも可能とのことです。

もこっとした口元を少しでも解消したい私としては

１年より先の治療が心の中で確定しました。

次にクリンチェックの動画を見せてもらいます。

前回見せられたよりも詳細な映像で

１〜２５までのアライナーに

そって動いていく歯の様子を３Ｄ映像で見せてもらいました。

「 アライナーをはめる前に、少し準備をしますね 」

と言われゴリゴリと歯を削られました。

痛くはないと聞いていましたが、歯茎に近い部分はちょっと痛かったです。

実際はほんの少し削られただけなんでしょうが

容赦なく削られた感じがしました。

私は上の前歯と下の歯１本ずつのサイドを、計２ヶ所を削りました。

またもう１度、半年以上先のようですが削るタイミングがあるそうです。

どうやら、アタッチメントやゴムかけはないようでホッとしました。

ついにアライナーの装着です。
装着した瞬間は「狭い！！」の一言でした。

痛いというよりは、口の中がぎゅっと締め付けられるような感じです。

「 アライナーをつけている間は… 」

これは噂の水の話ががきたなと思って身構えると

「 飲み物は別に何を飲んでもいいよ 」と言われました。

「 水しか飲んじゃダメ 」とこぞって先輩方が言っていたので驚きです。

「 水以外も飲んでいいんですか？」と聞き返すと

「 着色はクリーニングしてあげるから、別に気にしなくてもいいよ 」とのことです。

「１ヶ月半くらいのペースでクリーニングに来るといいよ」とのこと。

最後にクリンチェックの映像をスマホで録画させてもらって診察は終了です。

私が診察室を後にすると、すぐに先生は隣の部屋で診察を始めていました。やはり忙しそうです。

受付に行くと「次はどうしますか？」と聞かれました。

どうしますか？？？  一瞬、頭が空白で埋まります。

こんな時、普通だと「 次はいつ頃来てください 」って感じですよね。

かなり患者の自主性に任せる病院のようです。

安さの秘訣がここにひとつあったようです。

とりあえず、クリーニングの為に１ヶ月半後くらいに予約を取ることにします。

とはいえクリーニングはしてくれますし、そこで先生がチェックしてくれるのではないでしょうか。たぶん。

ちょっと不安になりながらも

まあ、何か起こりそうになったら連絡すればいいか。

と基本、楽観的な性格なもので、そういうことにします。

特に歯茎の後退に気をつけつつ、自己管理をしっかりしなくてはと

逆に気の引き締まる思いです。

家に帰り、改めて箱と中身を確認です。

Made in Mexico

アライナーはコスタリカではなくメキシコ製でした。

痛みは徐々にやってきました。
噛むと痛い。付け外しが痛い。

特に下の歯の痛みが強いです。
私は下の前歯が、特にガチャっと混み合っているのですが

そこにうまくフィットさせつつ奥歯にアライナーをはめるのが

なかなか難しいです。

付け外しのたびに歯が取れてしまったら…という怖い想像をしてしまいます。

時間が経過するにつれ、付けている間の痛みは徐々に薄れてきました。
付け外しが痛いので、極力つけたままでいたいという思いがあり

外すのがおっくうになります。

しばらくはダイエットがはかどりそうです。

たぶんすぐに慣れてしまうと思うので、今のうちだけかもしれませんが…