#3 _ インビザラインを知った日
「どうして今まで、矯正しなかったんですか?」
近所の歯科に、月に2回 矯正の為に来ているという先生は
私の口の中をのぞきながら言いました。
ん? 君は「うちが貧乏だったからです」って言わせたいのかな?
心の中で軽く毒づきながらも、矯正相談が始まりました。
無料相談
私の歯並びは初~中程度の悪さで
事前に調べていた4つの方法は、どれも可能であることが分かりました。
••••••• 部分矯正 •••••••
・大きなイベントの前など、一時的に歯並びをキレイにしたい人がやる事が多く
完成度はやや劣る為、せっかくお金をかける意味があまりない。
「 確かに。」私の第一希望は、あっさりと打ち砕かれました。
••••••• 裏側ワイヤー矯正 •••••••
・オーダーメイドになる為、表側矯正よりも高額になる。
・舌がワイヤーに常に当たるので、口内の痛みが強い場合もある。
・そして、ここの歯科では扱っていない。
••••••• マウスピース矯正 •••••••
・こちらでは、インビザラインという矯正を取り扱っている。
・型取りしたデータをもとに、コスタリカでマウスピースが作成される。
・矯正の最終段階まで使用する、数十枚のマウスピースが
治療開始に全て渡される為、受診は2ヶ月に1度ほどで良い。
・自身で取り外しが可能な為、自己管理が不可欠。
・薄いながらも、常にマウスピースを挟んで噛む為に
噛み合わせの問題などが起こりやすい。
・矯正の完成度は、表側ワイヤー矯正の 90~95%である。
無料相談という事もあり、30分程度の限られた時間だったので
やるつもりのなかった表側矯正については質問しませんでした。
全てにおいて、ややマイナス面の話が多かったことから
どうやら先生は、表側ワイヤー矯正を主にやっているのではないか
という感じがしました。
私の場合、(日本人には多いそうですが)下アゴが小さいらしく
アゴを広げれば(!)抜歯の可能性はほぼないと思われるが
ともかくは、型取り・レントゲンなど
3万円の精密検査をしてみないと詳細は分からないという事でした。
あっという間の30分でした。
3種類の矯正について、専門家の見解を知ることができたのは
貴重な時間でしたが、やりたい矯正に的を絞って突っ込んだ質問をしたり
自分の歯と歯茎で気になっている点が、矯正をすることでどうなるのかなどを
質問する時間が取れなかったのは、残念でした。
それから、歯科が閉まる間際には行かない方がいいかもしれません。
私が相談している最中にも、徐々に店じまいが始まっていて
その勢いに押され、小心者は質問もそこそこに帰って来てしまいましたので…
事前にマウスピース矯正について調べていた時
“ インビザライン ” という言葉が出てきていたなあと
うっすら記憶していた程度だったので
先生のインビザラインの話には、かなり前のめりになりました。
結果、コスタリカと自己管理 という言葉が
強く心に響いた無料相談でした。
反省点
・矯正の種類の説明で時間を取られすぎないよう
やりたい矯正方法を絞って行くとベスト。
・自分の歯や口内で不安な点を話してみる。
それが矯正することで解消できるのか、確認する。
(精密検査をしないと分からない場合も多いとは思いますが)
・費用。 提示された金額には、通院費・クリーニング代・
矯正後のリテーナー(矯正の後戻りを防ぐ装置)などの
料金が含まれているのか。
私が今回相談しに行ったのは、虫歯を治療中の歯科だった為
後日確認できましたが、精密検査までをしてしまうと
恐らく断りづらくなりますし、その料金は戻らないので。
・歯科の閉院間際に行かない。
今後、矯正相談に行かれる方は
ぜひ参考にしていただければと思います。